旅行報告2

taijunosato2010-03-11

 そして2月25日からオーストラリアに行って来ました。

利用者さんからの希望であったものの実際車椅子で渡航できるのか?はたまた行った先で勝手もわからぬ海外で路頭に迷う事はないのだろうか?結論から言いますと全て杞憂でした。

出発前に電子ビザの証明書を忘れてしまいものすごい勢いで座礁しかけましたが、出国に際し特に必要ないとのことで無事危機を乗り越えいざ豪州へ!!!

飛行機から降りた瞬間にそれはやってきました。オーストラリアは南半球にあるわけで、まだ雪が降る事が希にあるこの日本とは真逆の夏の熱気がやってまいりました。


グレートバリアリーフで有名なケアンズに行ってきたのですが、青い海とさんご礁のイメージが大きいと思います。そして概ね正解です。加えて教科書で昔習った熱帯雨林気候!!!

気温の暑さはもちろん湿度の高さも群を抜いて高く海のほかに雄大な自然の森も有名だとか…

初日はそんなケアンズの半日観光で日本語ペラペラのオーストラリア人ガイドジョーイさんの案内でコアラが抱っこできる動物園や郊外のビーチやバンジージャンプが出来るアトラクションの見学に行って来ました。


現地の気候は熱帯雨林。しかも夏とくれば雨季。というわけで文字通りバケツをひっくり返したような雨に見舞われたかと思えば日本の5倍から7倍は強いとされる紫外線が降り注ぐまさに南国特有の気候でした。ちなみにオージーは雨の事をシャワーと言うそうです。そして裸足で歩くそうです。(ジョーイ談)

その後オーストラリア名物オージービーフのディナーで舌鼓をうつ我々でした。


2日目は南国を満喫という事でグリーン島に行ってきました。


この船でグリーン島に行きます。
船内でもボートスタッフの手助けもありスムーズに乗船できました。ちなみにケアンズは干潟の為海の水は濁っているのですが

ケアンズ港から20キロ離れたグリーン島では驚愕の透明度を誇っておりました。すぐさまグラスボトムボート(底がガラス張りなのです)で驚くほど透明な海の底には白い砂や珊瑚や南国の魚などたくさんの南国ムードを堪能致しました。



その後グリーン島に上陸し

飼育されている限りでは最大7㍍にもなる熱川バナナワニ園もびっくり?な特大クロコダイルのお出迎えがありつつ

そして白い砂と雲青い空と海のビーチへ


完全に紫外線に焼かれてしまいます。

その後レンタカーを手配してポートダグラスというリゾート地へ1時間程度のドライブ。海岸線の道を走る車窓から見える景色にすでにうっとりしつつ

たどり着いたら絶句の景色

ちなみに FOR SALE の看板が立ててあります。いったいいくらするのか…

この日はディナーにシーフードバイキングでしたが、隣のオージーファミリーにやたらと話しかけられつたない英会話に一生懸命で食事よりも国際交流が忙しいディナータイムでした。

3日目はキュランダ鉄道の旅ってやつで「世界の車窓か」らでおなじみの景色が見える鉄道を楽しむ旅です。

最初は世界第2位といわれる長さを誇るスカイレールに乗り込んで(ちなみに1位は新潟県苗場スキー場のドラゴンドラだそうです)山をぐんぐん越えていきます。上る途中で見える景色は遠くに海と空と雲が境界線のない状態でその奥に昨日行ったグリーン島も望めたのですが、カメラには上手く写らないです。

写真には写らない美しさがありました。

スカイレールの下に広がる森はジュラ紀の頃から変わらずその姿を今に伝えているとのことでレールの下には手付かずの文明のない世界が底に広がっていました。

水陸両用車アーミーダッグに乗って森の中を探索した後にアボリジニのダンスショーを見学しました。見るのとやるのとでわぜんぜん動きが違います。アボダンス(←勝手に命名

その後キュランダ村のおみやげ屋さんの並ぶ通りを駅まで歩き、ここにきてまさかのシャワーがあったりしましたがさすがはオーストラリア。あっという間にからからに渇いてしまいました。

その後レトロな作りのキュランダ鉄道に乗り一路ケアンズを目指します。時間にしておよそ1時間50分ほどの列車旅行です。レトロな作りということでどの様に車椅子をのせようか不安だったのですが、さすがオーストラリアでした。専用のリフトを用意してくれていました。

写真では伝わりにくいですがゴールドクラスの車両でした。いたれりつくせりです。
走り出して5分でこの絶景

その後も列車に揺られ朝から移動もたたりついすやすやと…「世界の車窓から」のおなじみの風景をまさか見過ごすという大失態をしでかす始末。やれやれです。

その日のディナーはオーストラリアという事でやはりロブスターとマッドグラブを食せず帰れるかとのことで市街のレストランに繰り出していただいてきました…がここでまさかのバッテリー切れです。OOPS!

残念ながらここにのせる事が出来ないのですが…楽しい夕食でした。

長々とお付き合いまことに有難うございました。

今回は思い切った利用者さんの決断で遠路はるばる行ってきましたが今後も可能な限りこういった取組みを続けていきたいと思います。

元気があれば何でも出来る。ダァーーーー!!!